■泰茅鉱山軌道の想定・概要

泰茅鉱山軌道の前身は田中鉱山軌道でした。
その昔、田中鉱山という鉄鉱石鉱山から出たズリ(捨石)を山から降ろして、また田中鉱山下部鉄道に載せ替える。そして捨石集積場へ運ぶ。
そのために必要とされた軌道でした。
しかし、鉱山の採掘終了により、山より噴出する地下水など残務処理のための人員輸送と、山の麓にある大山温泉郷への観光客輸送を開始しますが、田中鉱山会社は軌道・鉄道事業を泰茅轍道に売却し、現在に至る・・・という想定です。
 
概要は、架線集電式の1/150、5.1mmナローゲージ鉄道で、実車軌間では762mm相当です。
本当は、508mmや610mm軌間が希望だったのですが、1/150では、軌間が3.4mm、4.1mmとなり自走する動力の製作が不可能でしたので、製作可能な軌間”5.1mm(762mm)”を採用しました。

動力車のタネ車は関水金属のポケットラインで、超長軸になっております。
ニ軸集電では超スロー運転が不可能なため架線集電を採用し、レールは2本とも一極です。結果、4点集電となり、安定した集電が可能となりました。

客車などのトレーラー車輪は実物から換算すると2〜4mm径となり実現できないため、関水金属の5.6mm径車輪を改軌し、ボディーで隠しておりましたが、今日ではペアーハンズ(2,3.5,4.5mm径)、日本型Zゲージ(PROZ)等の車輪が入手可能ですので、以後の車両はそちらを改軌して使用しています。

カプラー:3mm角棒とペアーハンズの朝顔型を、乗工社方式にて連結

架線柱とレール:KATOフレキシブルレールの引き抜きを使用

架線:0.5mm角真鍮線(丸線の方が良さそうです)

枕木:1mm厚バルサ材を使用

パンタグラフ:メルクリンミニクラブを使用

と、なっております。
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