2013年8月27日工事
今日は脱線箇所の原因解明です。


前回試運転でボギー車の脱線が多発した#13ポイント(列車通過中のポイント)
本線通過列車(定位方向)が急激な挙動なく、なめらかにカントをきかせながらカーブを通過していくよう注意を払って敷設したので、ポイント部分はごく短い直線ではありますが、若干カントが効いています(はがき一枚分程度)その右カーブの途中から反位で分岐して合流するため、懸念の箇所でした。
実物のポイント敷設でも、このような条件のところではかなりの敷設精度が要求されるのではないでしょうか。
私の知っている限りでは、カーブ途中のポイントの敷設箇所は定位通過でも速度制限がかかり、反位通過ではさらにきつい制限(たしか20km/hや30km/hの速度制限標識を見たことがあります)がかかっていたはずです。



まずは、床下表現がポイントマシンカバーに接触しているのではないかと、ポイントマシンカバーの凹凸を削りました。ポイントカバーの金属の地肌が見えている部分が切削箇所です。まだ脱線してしまいます。


次にポイントの浮きを修正します。メルクリンのポイントは敷設すると真ん中部分(写真でフログやポイントマシンコイルが入っているあたりです)が浮いてしまい、しばしば脱線の原因となることがあるようです。見にくいですが、矢印の箇所に犬釘を打って浮きを抑え、ポイント部分の急激な縦こう配の緩和を図りました。
さらに、写真丸印のフログの集電シュー部分がパタパタと上に浮いて、反位通過の際に車両のフランジでフログ左右のシュー同士をショートさせてしまう傾向がありましてので、左右のシューをピンセットで少し引き離してごく微量の瞬間接着剤を流して固定しました。
両方のポイントに施工しています。
これでだいぶマシになり、スケールスピード60km/h程度の反位通過では脱線しないようになりましたが、まだ不完全なようです。


とりあえず日をおきます。また明日です。


本日はここまでです。