カトー新動力ユニット機関車改軌レポート
カトー製ED73-1000番台(カトー品番3012)以降の新製・リニューアル機関車は、カトー独自の新動力ユニットを採用しているようです。
この新動力ユニットの動力台車がかなりの曲者でした。
まず、動力台車を9mm→6.5mm軌間へ(Njゲージ化)改軌すると、インナー台枠に車輪フランジが当たってしまいます。 インナー台枠と6.5mm改軌前の車輪 このため、インナー台枠の車輪フランジが当たる部分を削り取って逃げを作ります。 削り取る範囲を確認するため、カトー新動力ユニット搭載機関車のインナー台枠に車輪をはめたのですが・・・ インナー台枠を削り取ったらアイドラギヤーの軸受が無くなってしまうのです。 (写真赤丸部がアイドラギヤーの軸受) これはえらいこっちゃです。 とりあえず、アイドラギヤー軸受部分を残してインナー台枠を削り取りましたが、依然ギヤー軸受に車輪フランジが干渉します・・・ 苦心の末に考えついた対策は、 「アイドラギヤーの真ん中に穴をあけて、真鍮棒を通してギヤー軸受がわりにする」でした。 イメージは下図のようになります。 さっそく実践です。 が、実際に改造してみると、ギヤーの中心に穴があけれなかったり、軸受が割れたり、成功しても走らなかったり・・・ 両台車、計4つのアイドラギヤーを加工するので、精度の高い工作が何回も必要になりました・・・ (”私的あまりやりたくない改造ランキング”に堂々のランクイン) 正直申しますと、カトー新品とそっくりそのままの走行性能にまで達しているとは言いにくいですが、 私としては許せる範囲、及第点に達していると思います。 今日も元気に泰茅轍道レイアウトを走っております。 |
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